クジラの子らは砂上に歌う (6)
泥クジラのヌース・ファレナが吸っているのは感情ではなく、もっと残酷なモノだった。 たった一つだけの楽園を覆う“呪い”に気づいた時、泥クジラの民たちはそれぞれの思惑で動き出す……。