英雄伝説III 白き魔女
ガガーブ暦と呼ばれる暦を使う架空の世界において、巨大な大地の裂け目「ガガーブ」の東側にある大陸ティラスイールを舞台とし、かつての魔女の行動を模した成人の儀式である巡礼の旅へと出発したジュリオとクリスが、旅の中で最後の魔女・白き魔女の軌跡を見つけ辿っていく様を描いた物語。
『I』と『II』で構成される《英伝》第1期〈イセルハーサシリーズ〉から世界設定を一新した、第2期〈ガガーブトリロジー〉の1作目であり、この世界設定は続く『朱紅い雫』・『海の檻歌』へと引き継がれている。ただし第1作目である本作がガガーブ歴992年と3部作で最も遅い時代を描いている。
1994年(平成6年)3月にPC-9801向けにオリジナル版を発売。本作が「ドラゴンスレイヤー」の名を冠さずに発売された事により、前作までは《ドラゴンスレイヤー(ドラスレ)シリーズ》のシリーズ内シリーズであった〈英雄伝説シリーズ〉が、《ドラスレ》から独立した《英雄伝説シリーズ》として確立する。1999年(平成11年)には戦闘システムを一新した自社リメイク作品『新・英雄伝説III 白き魔女』がMicrosoft Windows向けに発売されている。
PC98版の発売当時より「詩うRPG」をキャッチコピーとし、感動を誘うストーリを売りとしていた。2004年(平成16年)に発売されヒット作となった『英雄伝説VI 空の軌跡』は、学生時代に本作に魅せられたメンバーを中心として開発されたものであり、その開発メンバーには本作をきっかけとしてファルコムに入社し2007年(平成19年)より社長を務める近藤季洋も含まれている。また近藤にとって本作は、Win版の新規イベント作製で初めてシナリオに関わった作品でもある。
ライセンス提供の元での他社の開発により、コンシューマ機等への移植も行われている。
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
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