サモンナイト4
リィンバウム全土を震撼させた「傀儡(かいらい)戦争」から約五、六年後。三大国の一つである帝国の北部山岳地帯に、宿場町トレイユという小さな町があった。
町外れにある宿屋兼食堂「忘れじの面影亭」で一人雇われ店主をしている主人公の夢は、「平凡でまっとうな暮らし」をすることだった。生まれて間もなく母を亡くし、幼くして父や双子の妹とも生き別れになってしまった主人公は、平穏な人生こそが望ましい生き方だと固く信じていたのである。自分ひとりだけを置き去りにして、旅に出たまま一度も家に帰ってこない父親を反面教師として。忙しいながらも、幼なじみたちや町の人々に支えられ、主人公は充実した日々を送っていた。
そんなある日、幼なじみのブロンクス姉弟に誘われて遠出した主人公は、町の郊外にある小高い丘に虹色の流れ星が落ちるのを目撃する。丘に落ちていた虹色の卵から生まれた竜の子は、たまたまその場に居合わせた主人公を親と思い込み懐いてしまう。生まれたばかりの竜の子を見捨てることも出来ず、主人公たちはやむなく町に連れ帰ろうとするが、竜の子を狙う謎の集団に襲われてしまう。
それを契機として、竜の子に仕える「御使い」という者たちや、「姫」と呼ばれる少女を頂点とした3つの軍団が主人公たちの前に現れ、忙しくも平穏だった日常はあっけなく崩壊してしまった。竜の子の親代わりとして、謎の集団の襲撃に対応するだけだった主人公は、知らないうちに召喚師と召喚獣の関係をめぐる大きな戦いの渦に巻き込まれていく。それは召喚術成立の真実やこの世界の理のみならず、自分自身の出自にも大きく関わるものだった。
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