ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣
木星調査に旅立った無人ロケット・ヘリオス7号が宇宙空間でアメーバ状の宇宙生物に寄生され、消息不明となった。
数か月後、カメラマンの工藤太郎は太平洋に落下するヘリオス7号を目撃し、その謎を調査するために落下地点付近の孤島セルジオ島の宣伝写真撮影依頼を受注した。セルジオ島では「アジア開拓」による観光開発計画が進められていたが、同社の社員・佐倉と横山は釣りをしている最中に巨大な怪獣の襲撃を受け、佐倉が捕食されてしまう。怪獣の正体は宇宙生物に寄生されて巨大化したイカだったが、島の祈祷師オンボはそれを島に伝わる伝説の怪物ゲゾラと同一視する。
数日後、工藤とアジア開拓の宣伝部員・アヤ子、生態観察顧問の宮、風俗研究家を名乗る産業スパイ・小畑が島に到着するが、島民たちはゲゾラを怒らせた日本人を「悪魔の使い」として迫害する。工藤たちは横山に事情を聞こうとするが、恐怖で錯乱した横山は島からの脱出を図ってゲゾラに捕食され、彼を止めようとした案内人のリコもショックで記憶喪失に陥ってしまう。海底に沈んだヘリオス7号を調査していた工藤らもゲゾラの襲撃を受けるが、付近にイルカの群れが接近するとゲゾラは逃げ去っていった。その直後、上陸したゲゾラは島民たちの集落を襲撃するが、焚き火に怯んだことから高熱に弱いことが発覚。工藤は島民たちと力を合わせてガソリンを利用した罠を仕掛け、ゲゾラを倒す。
一同は島に遺棄されていた旧日本軍の銃火器を利用してゲゾラの再来に備えるが、今度は銃弾すら通用しない巨大カニの怪獣ガニメの襲撃を受ける。壮絶な死闘の末、弾薬庫の爆発に巻き込むことで銃火器を失う代わりにガニメを倒した一同は、リコと恋人・サキとの結婚式の途中でリコの記憶が回復したことがきっかけで、怪獣たちがコウモリやイルカの放つ超音波を恐れることを知り、コウモリの生息する洞窟に隠れて怪獣をやり過ごすことになる。しかし、宇宙生物は小畑に寄生し洞窟内にガソリンと火を放ち、コウモリを焼き殺そうと目論んだうえ、2体目のガニメと巨大なカメの怪獣カメーバが現れたことで、一同は絶体絶命の危機に追い詰められる。
しかし、アヤ子の必死の説得に心を動かされた小畑は宇宙生物に反抗し、コウモリを空へ解き放つ。コウモリの超音波によって二大怪獣は錯乱して同士討ちを始め、火山の噴火口へ落下する。そして、小畑もまた自らの体内に寄生する宇宙生物を抹殺すべく、火口へ身を投じる。かくして、地球の平和は保たれたのだった。
想看 | 看过 | 在看 | 搁置 | 抛弃 |
---|---|---|---|---|
0 | 4 | 0 | 0 | 0 |