ドラゴンクエストV 天空の花嫁
SFC版を基に、新要素・新機能を追加したリメイク作品。SFC版の発売から11年半後の2004年3月に発売された。キャッチコピーは「強き心は時を越えて」。
機種がPS2に移ったことでグラフィックが向上した。『ドラゴンクエストVII』から採用された俯瞰方式の3Dマップを引き継ぎ、さらに従来は2Dのドット絵で表現されていたキャラクターが、ナンバリングタイトルで初めて3Dポリゴンで表現された。また、アナログスティックにより柔軟にキャラクターの移動が行えるようになった。
アイテムを入れる大きなふくろ、仲間との会話機能(移動中のみ)など、『VII』から多くのシステムが継承された。井戸の中に入る、壷や樽などを持ち上げて投げるなどのアクションも可能になった。
1枚のメモリーカードにセーブできる冒険の書は最大42個。
BGMのほとんどはオーケストラ版が使用された。多くの曲は1992年までに録音されたNHK交響楽団の演奏による曲だが、「哀愁物語」は神奈川フィルハーモニー管弦楽団、「ローリング・ダイス」はセントラル愛知交響楽団のライブ音源を使用。当時オーケストラ版の存在しなかった数曲はシンセサイザーによるサウンドである。
システムフォントはニィスのJTCウインR4をアルテピアッツァがライセンスを受けて使用している。
シナリオの追加・変更
SFC版では青年時代編まで登場しないフローラが幼年時代編にも登場する。
青年時代前半では天空の剣を取得しないとストーリーが進まなくなり、関連イベントがグランバニアで発生。石化より復活直後の男の子のセリフを必ず見ることになる。
ストーリー上重要な位置づけであるゲマ関連のイベントが追加・変更された。
エンディング後の冒険の書で、パパスとマーサの過去に触れるシナリオが追加された(後述の名産品とも関連している)。
キャラクターに関する追加・変更
PS2版では、中鶴によるイラストが公式デザイン化し、ゲーム内のグラフィックもSFC版公式ガイドブックのイラストとほぼ同じ姿となっている。また、リメイク時には中鶴のデザインを元に鳥山によりサンチョ、フローラ、男の子、女の子のイラストも描き起こされた。またPS2版の公式ガイドブックのイラストを描いたのは、漫画家の村上ゆみ子である。
会話システムの導入により、キャラクターの性格や特徴に関する内容が増えた。
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
---|---|---|---|---|
3 | 5 | 2 | 1 | 0 |