銀河英雄伝説
2008年10月16日、バンダイナムコゲームス(現・バンダイナムコエンターテインメント)発売。Windows専用のゲームソフト(発表は2006年10月。)。
開発は上記ボーステックのシリーズ同様マイクロビジョンが担当し、基本的に一人用のウォーシミュレーションゲームとして設計された。また発売日から1年間限定でオンライン対戦サービスを行った。2010年6月30日をもって、販売・問い合せ・サポートを終了。
プレイヤーが銀河帝国側・自由惑星同盟側のいずれかを選んで原作のストーリーを追いながら艦隊戦を戦う「キャンペーンモード」と自由に艦隊と指揮官を編成して遊ぶ「フリーバトル」、そしてインターネット対戦が主な内容となっている。
ボーステックから発売されていた過去のシリーズと比べてもさらに簡便なシステムとなっており、IVやVIで見られた艦隊を複数の艦種ユニットで構成するという形は引き継ぎつつも、ユニット状態は隻数ではなく抽象的な耐久ゲージで管理していたり、1艦隊に配備できるキャラクター数が艦隊司令・参謀・左翼指揮官・右翼指揮官の4名と少なく、かつ艦隊として選択可能な陣形はあらかじめそれら配属されたキャラクターが2つずつ所持しているものに限られるなど変更部分も多い。
戦術パートはリアルタイムSLGであり後述のSS・PS版の艦隊戦に近いが、IVやV等に存在した「激励」といった特殊行動が時間に比例して溜まるゲージを消費するタイプへと変更され、各キャラクターが一つずつ格闘ゲームの必殺技のように所有するスタイルになった。
その他、艦隊の分割やミサイル攻撃、擬装、索敵など従来のシリーズで見られたシステムは一通り引き継ぎつつも、OVAや劇場版などのグラフィックやムービーをふんだんに取り込んでいたり、全体としては手軽にプレイできる方向性を持っていることから、比較的ライトユーザー向けのゲームとしての色合いが濃い。
ストーリー部分に関しては戦術パートの合間にADVゲーム方式の会話やOVAのムービー、原作小説からの引用等が多用されるなど従来のシリーズと比較して表現が大幅に強化されており、まったく原作を知らないプレイヤーであっても一通りの流れを理解することが可能なほどになっている。
その一方で物語の流れは基本的に原作のまま固定されており、Vのように戦術パートで原作と大きく異なる結果を出しても反映されることがほとんどなく、特に自由惑星同盟側のプレイではそうしたIFの展開で一部のキャラクターを原作と異なり生存させても、それによってADVパートの会話内容やストーリーが変わるということが一切ない。
銀河帝国側でのプレイに限っては中盤に特定の条件を満たすことであるキャラクターを生存させることが可能だが、これもADV部分の会話が変わったり編成可能な指揮官にそのキャラクターが追加されるだけであり、あくまで大筋は原作のまま、発生する出来事や艦隊戦パートの内容もそれによって影響を受けることはない。エンディングではオリジナルの展開となる。
また、旧シリーズと比べ時代の経過もあって要求されるPCのスペックが飛躍的に向上している。オプションである程度軽い動作にすることが可能であり、事前に体験版やベンチマークテストが可能だったものの、当時としても比較的要求される数値が高かった。
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
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