アクエリアンエイジ
プレイヤーは、他人を使役した上で、潜在能力を開花(ブレイク)させる能力を持つ「マインドブレイカー」となる。
この能力を用いて、他のマインドブレイカーと戦うという設定のカードゲームである。
マルチと銘打たれているように複数人での対戦も可能だった。新千年紀の到来とともに次々と現れたマインドブレイカーの最後の一人を目指すのである。
ゲームシステム
使われるカードの種類は5種類。
行動の中心となるのは「キャラクターカード」とそれを成長させるための「ブレイクカード」。
残り3種はサポートカードで、「プロジェクトカード(多人数による大規模な作戦・術)」「ファストカード(小規模な作戦・術)」「パーマネントカード(装備品)」が存在する。
下記のように、ゲーム中には6つの「勢力」が存在し、全てのカードはどこかの勢力に属している。
使用するカードの勢力はファクターの関係で1~2種程度に統一することが求められる。
キャラクターの攻撃や防御、能力使用にはそれぞれ「パワーカード」を消費しなければならない。
パワーカードは手札やデッキのカードを裏向きにしてキャラクターにセットする(最大で精神力の数値まで)ことで貯めることができる。
ブレイクやプロジェクト、ファストカードの使用、パーマネントカードの装備には所要コスト分のパワーカードを支払わねばならない他、該当勢力のキャラクターを規定数(ファクター)以上支配していなければならない。
また、ブレイクカードは他のプレイヤーの(パワーカードがセットされていない)支配キャラクターに対しても使用可能。俗に「横取りブレイク」と呼ばれる。
ストーリー
混沌と革命の水瓶座の時代、古来より争ってきた3つの勢力「阿羅耶識」「ダークロア」「WIZ-DOM」、そこに新人類を自称する「E.G.O.」と謎の異星人艦隊「イレイザー」が現れる。
エクスパンションでは『覚醒の乙女たち、双児宮の鏡、獅子の戦旗、天蠍宮の宿命、悠久の処女宮、夢幻の天秤宮、磨羯宮の女神』に該る。
男性キャラによる独立エクスパンション『オリオンの少年』(1~4)もこの時代。
ストーリーSaga2(正式表記では2はローマ数字)
イレイザーの一時撤退に伴い、新たな勢力「極星帝国」が次元の壁を超えて現れる。
Saga1中に独立エクスパンション『オリオンの少年』として登場した男性キャラクターが合流した。オリオンに変わる簡易スタイルとして『ペルセウスの勇者』が展開された。
エクスパンションでは『SagaII、金牛宮の猛襲、双魚宮の深淵、情熱の白羊宮、魔弾の射手座、蛇使いの杖』に該る。
また、女性キャラクターの魅力を全面に打ち出したプレミアムエクスパンション『麗しのカシオペア』『愛しのアンドロメダ』『ユニコーンの恋人』も展開。
ストーリーSaga3
イレイザーが本国艦隊を引き連れ地球圏に飛来、地球は極星帝国とイレイザーの戦場になる。
長大なシリーズでありエクスパンションタイトルはかに座に加えてタロットの大アルカナ全てを含む。
このシリーズ中にアーケードゲーム『アクエリアンエイジオルタナティブ』の展開(7周年の一環でもある)や7周年・10周年(ドラマCDなどを含む記念セットを発売)を迎えた。
そして2008年5月16日に原作者中井まれかつが急逝。キャラクター・ストーリーやゲームデザインまで全てに関わっていた彼の逝去の影響は大きかった。
以降、男性キャラクターの比率が減少、ほとんどが女性キャラクターとなる。アルカナ「吊られた男」も女性キャラで出たのが象徴的だった。
エクスパンションでは『逆襲の巨蟹宮、魔術師の呪文、悪魔の契約、恋人たちの協奏曲、女教皇の瞳、太陽の恵み月光の秘儀、運命の輪、遺伝子の力、隠者の森、審判の日、星の煌輝、皇帝の宝冠、教皇の祭壇、絶神の戦車、正義の鼓動、修行者の魂、望刻の塔、調和の杯、冥約の少女、愚者の宝石、女帝の聖楔、約束の世界』
ストーリー惑星シリーズ
七大天使セラフィエルと藤宮真由美の激突『セラフィエルストライク』により、ほとんどの能力者が能力の変動や行方不明にあっていた。
そして新たに目覚める能力者達 現在のメインストーリー
主人公『真代開(ましろかい)』を設定。黒のメインキャラ真代詠(ましろよみ)は妹、白のメインキャラ渡来愛花は幼馴染にあたる。
中井の没後、かつブロッコリー創業者木谷高明が競合他社であるブシロード及び競合TCG『ラクエンロジック』等を立ち上げた後のシリーズであり、旧シリーズのキャラクターを一掃したりカードやロゴのデザインを変更するなど試行錯誤と迷走の跡が見られる。開始にあたって旧シリーズのキャラクターを一掃した事には批判の声もあり、当初の展開計画を変更して発売された『黎明の女神』では特に説明なく旧シリーズのキャラクターが登場している。
当初はメディアミックス企画を企図していたが、コンプティークでのコミカライズのみで終了した。
ちなみに、アクエリアンエイジ世界での関東大震災はイレイザーの襲来による影響という設定なのだが、東日本大震災もセラフィエルストライクによるものだとされた。
エクスパンションタイトルが黄道十二星座(Saga1~3)→タロットカード大アルカナ(Saga3)→太陽系惑星(惑星シリーズ)と採られているので聖闘士星矢→ジョジョの奇妙な冒険→美少女戦士セーラームーンと囁かれた事も。
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
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