Dragon Slayer 英雄伝説 王子の旅立ち
1992年に発売された全2話のOVA作品。VHS、LDがそれぞれ全2巻(各巻1話)で発売された。また、サウンドトラックCDとして「交響詩 ドラゴンスレイヤー英雄伝説 Vol.2」が発売された。
内容は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』における1章の内容をベースにした物であるが、キャラクターやストーリー展開などがゲームとは大きく異なっており、一部の世界背景や固有の名称以外はほぼ別の作品となっている。また、セリオスの必殺技「こっぱ微塵斬り」や、ソニアとドラゴンの融合合体など、アニメのオリジナル要素も多数存在している。
こういったアニメの独自性ともいうべき部分に大きく絡んでいるのが、キャラクターデザイン(クレジットは「オリジナル・キャラクター・デザイン」)の石川賢と、脚本の松崎健一である。石川は『ゲッターロボ』シリーズの漫画版他でバイオレンス性の強い漫画を描き続けており、その画風は原作ゲームのビジュアルとは大きくかけ離れていたもののアニメのストーリー展開との親和性は非常に高く、結果的にアニメならではのオリジナリティを体現する役割を果たしたといえる。脚本の松崎は大のゲームファンであり(その熱が高じて、後にPCエンジン用ソフト『アドヴァンスドV.G.』やアダルトPCゲームのシナリオを手がけたりもしている)、自分なりに作品世界を捉え物語やキャラクターを再構成した。その結果で非常にスピーディーで破天荒な物語となり、前述の「こっぱ微塵斬り」も生み出された。なお当時のプレスリリースによると、石川、松崎共にゲームを一通り遊んでから自分の作業に臨んだとの事である。
想看 | 看过 | 在看 | 搁置 | 抛弃 |
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