風間愛
看護学校の夏期休暇直前…。
義務付けられていた現地実習をすっかり忘れていた愛は、慌てて学校の掲示板で、求人募集の張り紙を探していた。 だがもう、殆どの募集は定員で締め切られている。 困り果てていた愛は、その時、一人のきれいな女性に声をかけられた。
「バイトを探しているなら、うちにこない?」
気軽な調子で求人募集の紙を渡された愛は、条件の良さにつられ、ろくに仕事内容も確かめないうちに承諾してしまうのだった。
そして夏期休暇…。 愛の現地実習先は、とある避暑地のサナトリウムだった。
緊張と期待に胸を膨らませ張り切る愛だが、すぐに驚きに呆然となる。 彼女が担当する患者『三途川 渉』は、余命宣告を受け、その上精神病を患っているという難患者だったのだ。
愛は、『自殺計画を』なるものを趣味とし、治療に協力せず全てにやり投げなその男に振り回され、次第に不安定になっていく。
ついに男の看護に自信をなくし、病院を去ろうと決意するのだが、それが男の歪んだ劣情に火を付けるきっかけとなり…いつしか、『愛玩具』として性の虜へと堕とされていくことに…。
徐々に心を壊され、『精神改凌』されていく愛…。 だが、男の死は確実に近付いているのだった―。
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
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