恋式マニュアル
目指せ、恋愛力向上!
都内近郊にある私立一ノ瀬学園は、学業・スポーツ・品行、すべてにおいて他校を凌駕するほどの名門校。
しかし、そんなエリート学園にも苦手科目があった。 それは、恋愛。 それは、異性としての魅力。
希望ある優等生たちは、合コンで呼びたくない全国学生ランキング・ワースト1位だった。
季節は秋。晴れ。 朝礼の壇上にて、学園長の娘・一ノ瀬姫乃は宣言する。
“リア充偏差値” 制度の導入と、そのための “実力テスト” を行うことを。
りあじゅう……へんさちせいど……のどうにゅう……?
「嘘……だろ」
青山広樹 (彼女いない歴=年齢) は呆然とつぶやく。 場内は騒然となり、その声は跡形もなく消失した。
後日、リア充偏差値を決める実力テストが一斉に行われる。 そのテストで見事赤点を収めてしまう、広樹と 5人の女の子。
落ちこぼれの彼らは、恋愛について学ぶ特級訓練強化クラス、通称 “恋式マニュアル” に振り分けられるのであった。
「納得いかない!」
「リア充って……ひえぇ~、そんなの無理です……っ!」
「うぉおおお、なんだか熱くなってきたー。 燃えてきたー」
「……余計なお世話」
「ふふ、面白くなってきた」
――かくして、リア充になるための恋のお勉強が始まる!
想玩 | 玩过 | 在玩 | 搁置 | 抛弃 |
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